2016年6月8日水曜日

おばあちゃん

私の母方のおばあちゃんが、

先日亡くなり、

おととい、お通夜でした。


101歳、

1世紀も生きたんだね。


戦後の時代に、
8人も子どもを産んで育てて、 

90歳まで、 
台所で料理も作って、洗濯もして、生活していたおばあちゃん。


腎臓や、心臓が悪くなって、

入院してからは、
会いに行くたび小さくなっていて、

手足もどんどん細くなった。


会話ができなくなっていって、
私のことがわからなくなっていって、

意思疎通ができなくなっていった。  

 




お通夜のときに、喪主の挨拶で、
おじさんが思い出を話してくれた。

『夏清掃のお兄ちゃんたちに、アイスキャンディをあげていたところを見かけた。

清掃のお兄ちゃんたちは、
いつもニコニコしていて、
毎回、コーヒーやお菓子くれて
優しくしてくれるおばあちゃんは、

うちらの楽しみなんだと話してくれました。

そういうことを、
自然にできるおばあちゃんだった。  

本当に偉いおばあちゃんだった。』


わたしにも、そうだったな。
遊びに行くというと、
うばぐるまひいて、近くのスーパーまでいって、
お菓子をかい揃えて待っててくれたな〜



亡くなる数日前に、
病院にお見舞いにいったら、

手にミトンをはめられていて、
(いろいろ繋がった管を抜いてしまわないように)

母親がかわいそうだからと、
看護師さんに外してもらうようにお願いした。


呼びかけても、意識もあるかどうかわからないくらいだったのだけど、

ミトンを外した瞬間に看護師さんに、
か細い声で、

『ありがと』といったおばあちゃん。

びっくりでした。
  



おばあちゃん、ありがとうね。


本当に
優しいおばあちゃん、
大好きです。






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